40代後半でもアラフォーと言い切るツヨシです。
ギターではなくウクレレを初めたのは手が小さかったからだという、つじあやのさんにハマって私もウクレレで弾き語りをしたいと思い立ったのがきっかけです。
ウクレレなんて簡単にポロポロ弾けるだろうと、深く考えていませんでしたし、ウクレレなんてどれも同じだろうと考えていました。
そのため、何も考えずに楽天で送料無料3,980円の安いウクレレを購入しました。
評価レビューも悪くなさそうだったので購入したもの、チューニングが上手くできない気がしました。
チューニングがすぐにずれるのは買ってすぐのウクレレによくあることだと言われたので、しばらく使い続けてみましたが、いつまで立ってもチューニングが合わず、合わせてもすぐに音がずれてきました。
ポロポロジャカジャカ弾ければ音程はどうでもいいおもちゃのようなものです。
ド素人から弾き語りまでできるようになった私がどんなウクレレを選べばいいのか紹介します。
ウクレレ初心者におすすめのサイズはソプラノ
ウクレレといえば、ギターとは違った丸いもののイメージを持つ方も少なくないかもしれません。
これはパイナップル型と呼ばれるもので、文字通りパイナップルの形に似せて作られたウクレレです。
パイナップル型はコロンとした形がかわいらしく、これぞウクレレ、というイメージを持つ人も多いと思います。
私もウクレレといえばバイナップル型というイメージだったのですが、この形はハワイの老舗ウクレレメーカーのカマカ(KAMAKA)が作ったのが始まりです。
いざウクレレを始めよう、と思って調べてみると、行き着くのはアコースティックギターと同じ形のものばかりで少し驚きました。
このギターと同じ形をしたものはスタンダード型と呼ばれ、その名の通りこちらのほうがスタンダードな形です。
実はパイナップル型の方が歴史が浅いのです。
パイナップル型の方は太く柔らかい音が出て、スタンダード型のほうがシャープな音になるそうです。
動画などを見るとスタンダード型を使っている人が多いのを見ても分かるように、ギターのような形のほうが一般的です。
ウクレレを持っているイメージのある高木ブーさんもスタンダード型を使っています。
ウクレレはどれも同じ大きさだと思っていたのですが、実は大きさによって種類分けされます。
ソプラノ
基本のサイズとなるのがソプラノウクレレです。
楽器屋さんで何も言わずにおすすめのウクレレを聞けば、これを勧められるはずです。
初心者セットなどについてくるのもソプラノサイズで、ウクレレと言えばこのサイズを思い浮かべる人がほとんどだと思います。
ウクレレの中でも小さいため、女性や子供でも気軽に弾くことができます。
体の大きい方や指が太い方は弾きにくいことがあるかもしれません。
コンサートサイズ
ソプラノよりすこし大きめなのがコンサートウクレレです。
ソプラノウクレレに比べて、ボディーが少し大きくネックも長いです。
ネックが長いので、弾ける音階の幅が大きくなります。
テナー
実はハワイでは一番メジャーなサイズはソプラノではなくテナーだったりします。
日本人に比べて外国の男性は大柄な方が多いので、テナーウクレレを使う方が多いのだとか。
ハワイの方は大柄な方が多いのを考えると納得です。
180cmを超える大柄な方はソプラノよりテナーの方が弾きやすいこともあるといいます。
ボディーが大きいぶん、大きくきれいな音が出ます。
どの大きさがいい?
ウクレレ入門用にはやはりソプラノウクレレがおすすめです。
小さくて軽いので女性にも扱いやすいですし、手が小さくても弾きやすいからです。
初心者セットのウクレレも、ウクレレ教室で勧められるのもソプラノウクレレです。
しかし、ギター経験者の場合は少し違うそうです。
ソプラノウクレレだと小さすぎて上手く弾けないことが多いのだとか。
同じ弦楽器であるギターと同じくらいの大きさのテナーウクレレを使うとスムーズに演奏できるそうです。
私は経験者ではないので聞いた話なのですが、ギターをやってきた人がウクレレを始める時はテナーウクレレがおすすめです。
ウクレレ初心者は素材よりもメーカーと価格で決める
ウクレレは同じ形ならどれも同じような音、というわけではありません。
ボディーに使われている木の素材によって、音色は大きく異なります。
木を使っているので、同じ素材でも音色に個体差が合ったりするのもウクレレの面白いところです。
ある程度ウクレレが弾けるようになった頃に楽器屋さんで弾き比べすると、違いがよくわかって楽しかったです。
音にこだわりたい方は、店頭で実際に試し弾きして決めるのがおすすめです。
コア
コア材が使われているウクレレは、コロコロとウクレレらしい音色になります。
コア材と一口に言っても種類は様々ですが、コア材を使ってウクレレは良い音であることが多いそうです。
薄い褐色〜赤っぽい褐色をしたものが多く、木目がはっきりしているので見た目にも木でできてますという感じがします。
マホガニー
コア材の中でもハワイアンコアという素材がウクレレのボディーによく使われていました。
最近はハワイアンコアを使いすぎたために数が減ってきていて、なかなか楽器の材料として使われなくなってきたそうです。
アコースティックギターにもよく使われているので、もしかしたら見覚えがある気がするかもしれません。
音色もコア材に比べて優しくまったりとしたような音色です。
木目もコア材ほどはっきり出ていないので、温かみのあるボディーをしています。
スプルース
白っぽい色のボディになります。
アコースティックギターにもよく使われます。
硬めの音でレスポンスのいいはっきりした音色です。
マンゴー
ハワイアンコアと呼ばれる木材の不足によって、マンゴーのウクレレも増えてきています。
同じ木目がないと言われるくらい木目が特徴的です。
マホガニーよりも柔らかい木材なので、より温かみのある音色になります。
私は使ったことがないのですが、高音がきれいに出るそうです。
いろいろな素材を紹介しましたが、他の楽器もしてきた経験がないのであれば、入門用ウクレレは音の違いよりも弾きやすさのほうが重要かもしれません。
今までに楽器の経験があって音にこだわりのある方や、2本めのウクレレを検討する方の参考になれば幸いです。
ウクレレ初心者におすすめ価格の10選
ウクレレの値段はピンキリです。
3000円くらいから、ウン十万するものまで様々ですが。
いいウクレレで練習をすると上達も早いと言われたりしますが、入門用にウン十万するようなウクレレは必要ありません。
ウクレレ初心者であれば、きちんとチューニングできるもものかどうかで選びましょう。
3000円くらいの安いウクレレは弾いてる先から音程が狂ってくる場合が多く、おもちゃとそう代わりありません。
目安として10,000円〜20,000円程度のものを選べばきちんとした楽器としてのウクレレと出会えます。
楽天やAmazonなどのネット通販で探すと10,000円以下でもレビュー評価が良く、実際良質なウクレレもあります。
しかし、そういうウクレレは概して元の値段が10,000円〜20,000円の価格帯のものだったりします。
店舗を構えた楽器屋さんよりもネット通販のほうが安く販売されていることがあるからです。
結局の所、10,000円以下で良質ウクレレはないと考えておいて間違いありません。
時々、3,000〜4,000円くらいのウクレレでも問題ないというレビューも見かけますが、この理由は後ほど紹介します。
ウクレレのメーカーは馴染みがないものが多いですが、きちんとウクレレを製造しているメーカーで10,000円〜20,000円程度のソプラノウクレレを選びましょう。
初心者におすすめの定番ウクレレ
ウクレレメーカーとして有名なフェイマスのソプラノウクレレです。
フェイマスは国内ウクレレメーカー最大手・キワヤ商会のブランドです。
フェイマスは初心者にも使いやすいウクレレとして有名です。
中でもスタンダートなモデルなので、初心者でも使いやすいウクレレです。
アラモアナはウクレレの低価格ブランドです。
中国の工場で生産されているため低価格なのですが、その割に音がよくチューニングも狂いにくいのが特徴です。
もちろん個体差はありますが、とてもコストパフォーマンスがいいウクレレの一つだと思います。
本格的に始めたいわけではいけどおもちゃのウクレレは嫌だという方や、長続なく続けるかどうかわからないから高すぎるのはちょっと・・・という方にとっては、お手頃な価格のウクレレなのでおすすめです。
Hanalei HUK-100G ソプラノウクレレ 【ハナレイ HUK100G】
ハナレイは島村楽器のオリジナルブランドです。
こちらも10,000円台のウクレレにしてはいいウクレレだと評判です。
島村楽器以外のの楽器屋さんやネットでも取り扱いがありますが、せっかっくなら島村楽器で購入するのもいいと思います。
KALA(カラ)はアメリカで人気のブランドの一つです。
ウクレレでよく使われるマホガニーを使用していて入門用におすすめです。
もちろん、長く使えるウクレレでもあります。
S.Yairi ウクレレ YU-S-01K ソプラノサイズ S ヤイリ
S.Yairi(ヤイリ)は国産ギターブランドとして有名で、2017年からウクレレも製造販売しています
お手頃価格ながらしっかりした音で、コア材が使われているのでコロコロとウクレレらしい音です。
こちらは弦高が低いのでコードが押えやすく、初心者にも扱いやすいウクレレです。
Aria Ukuleles/ソプラノウクレレ AU-1KG【ソフトケース付】【アリア・ウクレレ】
ARIA(アリア)はアコースティックギターのブランドとして定評があります。
そのため安価ですが作りがしっかりしています。
手軽に購入できる価格なので初心者には嬉しいですね。
DCT DUS-150K《ソプラノウクレレ》【送料無料】【クロサワ楽器池袋店WEB SHOP】
DCTはウクレレ経験者でも聞き慣れないメーカーかもしれません。
それもそのはず、最近日本に進出してきた韓国のブランドだからです。
音は価格以上、リーズナブルなので初心者におすすめです。
初心者におすすめのちょっと変わったウクレレ
ボディーの素材やメーカーによってウクレレに変化をつけることはできますが、どうしても可愛らしさにかけると思いませんか?
ウクレレを探していた時に、妻におすすめされたかわいいウクレレを紹介します。
どれもかわいいけどキチンと弾ける、かわいい物好きの女性初心者におすすめのウクレレです。
Famous FS-0 《ソプラノウクレレ》【送料無料】【クロサワ楽器池袋店WEB SHOP】
国産ウクレレのメーカーとして有名なFamous(フェイマス)のウクレレです。
一見すると先程紹介したウクレレと変わらないように見えますが、ボディーが薄いタイプになります。
小さいだけで可愛らしく見えます。
コンパクトになったため、普通のウクレレでもちょっと重たいと感じる女性や子供にも扱いやすいウクレレになっています。
aNueNue(アヌエヌエ)はハワイ語で「虹」という意味です。
かわいいデザインのウクレレが多く、このうさぎには「ウー」という名前もあります。
世界的に有名なのはデザインがかわいいだけでなく、ウクレレ自体の品質の良さがあるからです。
ウーのイラストもさることながら、サウンドホールがクマ型と可愛く仕上げるウクレレは、アヌエヌエ以外にそうないと思います
かわいいデザインのウクレレだとやる気も増して練習に身が入りそうですね。
VOXとハローキティのコラボレーションウクレレです。
こちらはサウンドホールがキティーちゃん型のかわいいソプラノウクレレです。
セットのケースにもキティーちゃんのイラストがあしらわれているので、キティーちゃん好きにはたまらないのではないでしょうか。
キティーちゃん好きはもちろん、キティーちゃん好きな人へのプレゼントにもおすすめです。
キティーちゃんのデザインだとおもちゃっぽく見えますが、ウクレレとしても長く使えます。
ウクレレを選ぶときの注意点
1万円〜2万円くらいのウクレレが手頃だと言われれも、安価なウクレレでもネットでのレビューが悪くなければ問題なさそうに思えます。
しかし、よく読み込んでみると、安いウクレレのレビューほど「ペグを交換したら」とか「弦を張り替えたら」というように、ウクレレに手を加えたら問題なく使えるという口コミが多かったりします。
一見すると「ペグを交換したら」とか「弦を張り替えたら」など、ウクレレに手を加えるのが簡単そうに見えるのですが、初心者にとっては難しいことが多いです。
私も今でこそ弦の張替えなんてサクッとできるようになりましたが、初めはなかなかうまく張れなくて最終的には楽器屋さんに持ち込んで張ってもらいました。
1万円以下のウクレレは、ウクレレに一手間かければ問題なく弾けるだけであって、入門用には向かないと肝に銘じておいてください。
入門用には買った状態そのままで弾ける、1万円以上のウクレレを選んでください。
もちろん個体差はあるので時々困ったウクレレもありますが、それは稀なことです。
私が使っているのは、ウクレレやチューナーなどがセットになった初心者向けウクレレDVD講座
これは先に紹介したKALA(カラ)のウクレレですので、安すぎるウクレレではありません。
ウクレレをいろいろ探しはしたのですが、教本などとセットになったものでも教本がわかりにくいというレビューがあったり、逆に教本やウクレレをすべて自分で選ぶのも大変だと感じました。
また、チューナーやストラップなどのウクレレ本体以外にも必要なものを揃えるのも手間です。
そのため、全てセットになって、なおかつDVD動画がついていて分かりやすいと評判だった初心者向けウクレレDVD講座でウクレレを始めることに決めました。
楽器経験者の方や音に拘りのある方は、実際に楽器屋さんに足を運んで自分好みのウクレレを探すほうが良いと思います。
しかし、私のように音に対して特別なこだわりがなく、とにかくウクレレを初めたいという方には、このDVD講座はおすすめです。